『2050年のメディア』 下山進 文藝春秋

『2050年のメディア』 下山進 文藝春秋

 慶應SFC(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス)での調査型講座『2050年のメディア』からスタートし、読売新聞社、日本経済新聞社、新聞販売店主、ヤフー・ジャパン関係者等への取材からその軌跡を読み解く。
 いまから三十年を、まさに60歳になんなんとするわれらの時代と言うことができるとするならば、まさに2050年まではわれらの時代。その終わる頃、メディアはどうなるか。まだデジタル化、グローバル化なのか、データなのか。
 新聞販売業界に18年余身を置いた私としては、実際にその際に交誼をいただいた方の名や情勢が登場したこともあり、なおさら自分こととして読めた。

「未来を知るには、まず歴史を知ること」
「歴史は誰かが調査をしなければ歴史にならない」

 この本が発行されたのが2019年10月なので、新聞業界はそれからだけでも大きく変わっている。

 必要なのは、いかようにも変われる土壌を耕しつづけることだ。